「静」の座法~其の二
「静(正)」の座法は、
背筋を伸ばし、
肩を沈めて肩甲骨を少し寄せます。
そうすると若干、
胸を張るような感じになります。
頭を天に引っ張られるような感じで、
うなじ(頸椎)を伸ばします。
耳の根を軸にして顎をひきます。
同時に胸椎が伸びます。
お尻を絞めて、
臍の穴を奥にすぼませるようにすることで、
腰を真っ直ぐに立てるようにします。
腹を突き出して腰を反らせる姿勢は腰を痛める要因ともなるので当流では採用しておりません。
手を足の付け根の辺りに置いて、
手のひら(掌)部分は腿に乗せないようにします。
姿勢は真っ直ぐです。
余分な力を肚(丹田)に集約しますので、
脱力をしていますがダランとしているわけではありません。
何かあった時にすぐに対応できるような座法です。