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礼法について~其の一

当流の茶道では

礼法

が基本にあります。

礼は人を

敬う

所作でもあり、

茶道 精神の基本の一つでもあります。

それだけではなく礼法は、

お点前の基本でもあり、

家に例えるならば土台、基礎部分ともいえます。

特に人間の根本的な緒所作、

「立つ」、

「座る」、

「歩む」、

「お辞儀をする」

などの基本的な運用と正座調息の法

(当流ではこれを「和合禅」と呼び 重視しております)を

正しい教授のもと取り組むことで、

臍下丹田に氣を鎮め、

自分の身体を芸術体として活動させる素地を作ります。

その根幹にあり、

礼法の基礎となるものは、

当流では

正座

にあると考え伝えられて参りました。

正座を基本とした立ち座りは、

胡座で行うよりも丹田の存在を捉えやすく、

氣を高め身体を鍛えられる方法として昔から重んじられて来ました。

当流の礼法をはじめ所作・お点 てまえ 前は、

身体使いが特徴であります。

武士達は 主に弓馬や刀槍の技、

即ち武芸を修めておりましたので、

お点前の中に武の身体使いが自然な形で反映されました。

 
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